本日16時よりNHKラジオ第2にて放送された、気象通報を元に描いた、本日12時の実況天気図です。 気象通報では、16時から20分間にわたって、各地の観測データや、それを元にした等圧線や気圧配置の情報がひたすら述べられていきます。 その情報を天気図用紙に…
春分の日が過ぎたあたりから、朝の準備をしていると、部屋に真っ赤な朝日が差し込んでくるようになりました(6時頃?)。日の出の早さを感じます。調べてみると、本日2019年3月30日の、札幌の日の出時刻は5:20でした。 夏はカーテンを開けて寝て、太陽を目覚ま…
さて、地衡風の話では、考慮した力は気圧傾度力とコリオリ力の2つでした。地衡風を考えるとき、等圧線(等高線)はほぼ平行でしたが、これが曲がっている場合に吹いている風は傾度風と呼ばれます。 一般に、高気圧や低気圧を想像したとき、高気圧や低気圧の中…
地衡風:気圧傾度力とコリオリ力が等しいとき、等圧線と並行に吹く風 空気の挙動(風)は、空気にかかる力とその大きさによって変化します。そして、それに関した地上付近の風と上空の風を考えるにあたっての違いは、摩擦力の有無です。 地上付近の風は地表面…
なんとなく、今日の勉強成果の報告をしてみます。 力学のインプット終了 力学の問題演習5題 それでは、今までの勉強方針を交えながらこれからの話を。 優先順位は理論系→暗記系 現在は熱力学と力学のインプットを終了 4月に一般知識、5月に専門知識、6月に実…
昨日の記事に一つ補足をします。 風が吹くことに影響を与える要素を2つ紹介しました。風の原動力になる気圧傾度力、風の方向を曲げるコリオリ力です。 この2つを理解していれば、 風は等圧線に沿うように吹く 風は高気圧から時計回りで吹き出し、低気圧に反…
力学の勉強に突入したということで、ついに風の知識をアップデートできます。苦手な熱力学を先に学習していたため若干のフラストレーションが溜まっていたこともあり、力学に入ってからはモチベーションが段違いに上昇しています。 風は等圧線に沿うように吹…
今日は全国的に冷え込む日でした。北海道では積雪に残るほどの雪が降り、関東地方では昨日と比べて10℃以上気温が低くなった場所もあるようです。 なんとなく天気図を見てみると、この冷え込みについて新たな発見がありました。 関東南海にて低気圧の発生 関…
春先の札幌はとにかく風が強いです。天気予報で気温だけを見て、春の格好をして出かけると確実に後悔します。 天気に興味がないころはとにかく天気に対して受け身で、なんでこんなに強い風が吹くんだろう、寒くて嫌だな、くらいにしか思っていませんでした。…
本日3月21日は春分の日です。太陽が真東から昇り、真西に沈んでいくため、昼と夜の長さがほぼ同じになると言われています(実際には昼の方が少し長い)。 例年、この頃に桜の開花宣言が出始めますが、今年は4か所で開花が確認されています。 長崎:3月20日 福…
昨日3月18日は春の彼岸入り。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、まさにその通りの暖かな天気が多くなってきました。 本日3月19日には札幌の積雪が0㎝になったことが発表されました。この早さは29年ぶりとのことで春の訪れを感じさせられますが…
試験対策に向けて、本を購入しました。私の相棒とします。 読んでスッキリ! 気象予報士試験 合格テキスト 作者: 気象予報士試験対策研究会 出版社/メーカー: ナツメ社 発売日: 2017/08/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 解い…
対流圏の空気は、通常、上にいくほど気温が低くなります。そして、その、上と下との間の気温差が小さいほど大気は安定している。大気の安定・不安定の話ですね。 それでは、上の空気の方が暖かく、下の空気の方が冷たい場合は? 下にある空気が上昇すると、…
インプットした情報をすぐにアウトプットする勉強法をお試し中です。今まではアウトプットというと、問題演習をすることばかりと思っていました。今ここに書いているように、用語そのものについてじっくりと解釈をしていくようなアウトプットはしたことがな…
一昨日、昨日と、何に用いるのかわからないけれど、とりあえず定義は押さえておきたい専門用語たちと戯れてきました。そして、今日は温位シリーズ3つ目の湿球温位です。これが特にわからない。 温位:ある高さにある空気を1000hPaまで乾燥断熱変化させたとき…
昨日に引き続き、温位シリーズです。まずはおさらい。繰り返し大事。 温位:ある高さにある空気を1000hPaまで乾燥断熱変化させたときの気温を絶対温度で表したもの 相当温位:温位に、空気中に含まれる水蒸気がすべて凝結した時の凝結熱による気温の変化を加…
勉強あるある。 いきなり新しい用語が出てきて、定義が述べられて、原理などが説明される。理解はできる。けど、それを何に使うのかは説明されない。 しばらく経って、応用として位置づけられている内容を学んだ時に、その説明に用いられたり、問題の解法と…
全国的に高気圧に覆われ、南風が吹く暖かい1日になりました。 天気図を見て、気圧配置を確認してみます。 今日の12時の実況天気図です。 高気圧から時計回りに吹き出し、低気圧に向かって反時計回りに吹き込む。 に則って風の流れを描いてみるとこんな感じで…
「大気が不安定」というワードをよく耳にします。天気が悪くなりそうというイメージはあるけれど、定義は何なのか。そしてどういった仕組みで天気が悪くなるのか。 まだいまいちピンときていないですが、とりあえず学んだことを整理。 まず、安定・不安定に…
引き続き、強い風(7m/s~)が吹きやすい風向を考えていきます。 今回は、時計回り順に西~東です。 西→(予想)◎ (実際)○ 西北西→(予想)◎ (実際)◎ 北西→(予想)○ (実際)◎ 北北西→(予想)× (実際)△ 北→(予想)○ (実際)△ 北北東→(予想)○ (実際)△ 北東→(予想)○ (実際)…
3月6日~20日 二十四節気第3・啓蟄(けいちつ) 暖かくなり始め、土の中の虫が地上に出てくる。 この時期に初雷(立春以降初めての雷)が鳴ることが多く、その音に驚いて虫たちが土の中から出てくることから、虫出しの雷ともいわれる。 虫たちが土の中から出てく…
南西側は吹きそうだけど、南東側は吹かなさそう 昨日は三重県の地形を学びました。 それでは、その地形から、どの向きの風が吹いてくるのか考えてみます。まずは南寄りの風(東南東~西南西の間の風)から。 黒の十字線が交差しているところが三重県津市です。…
天気予報で一番気になるのは、いま自分たちがいるところではどのような天気になり、風がどのくらい吹くのか、ということです(それらはまず広範囲の天気を予想してから、狭い範囲に落とし込んで考えていくので、どちらも大事ではある)。 三重県津市を例に、ど…
今日の天気図を見ていて気になったことが1つ。 太平洋の高気圧の左側の等圧線がへこんでいます。 15時の天気図ではその辺りに低気圧が描かれました。 18時の天気図では等圧線の形が大きく変わり、前線を持つ低気圧とこのまま合体しそうな雰囲気。 なぜ新しく…
東京都心の正午の気温は5.7℃でした。この時間の気温としては2月15日(3.0℃)以来の低さで、今日の同時刻の北海道札幌市(6.3℃)よりも低くなっています。*1 本日3月3日は東京マラソンが開催されました。東京マラソンといえば市民ランナーに大変人気のある大…
こちらの写真は、2月1日(金)12時にひまわり8号によって撮影された可視画像です。大陸から日本海に向かって薄いベールのようなものが広がっています。冬型気圧配置の時に日本海には寒気に伴う雲がよく発生しますが、今回の場合、発生源が大陸にあるため、冬…
冬の特に寒い日は、「大陸の寒気が張り出してきています」なんて言いますね。 実はその寒気、普段目にする天気図からでも見ることができるのです。多少のずれはありますが、どの地域が冷え込むかくらいは確認できます。完全に我流なので参考までに。 実際に…
フェーン現象とは… 風が山にぶつかると、山の斜面に沿うように空気が上昇し、暖かく乾いた空気になって山を下ってくる。そのため、下降気流が吹く地域では気温が上昇し、乾燥するため火事が発生しやすくなる。また、空気が上昇する際には雲が発生し、山の手…
さて、2月26日の天気予報をしましたが、1つ気になる点があったので考察していきます。これが正しいかどうかは今はわかりませんが、専門的な知識を身につけた後に振り返ることができるように、できるだけ事細かに書いておこうと思います。 予想との違い まず…
わたしの本日の天気の予想は、 風向:北西 風速:約5m/s 天気:北日本では雪、日本海側では雨、太平洋側では雨ではない でした。 答え合わせの前に それでは、気象庁の観測データ*1を用いて答え合わせしていきます。この観測データというのは、全国に設置さ…