暖かい1日でした。【今日の天気】
全国的に高気圧に覆われ、南風が吹く暖かい1日になりました。
天気図を見て、気圧配置を確認してみます。
今日の12時の実況天気図です。
高気圧から時計回りに吹き出し、低気圧に向かって反時計回りに吹き込む。
に則って風の流れを描いてみるとこんな感じです。
この高気圧の中心は太平洋上にあり、南側の暖かい空気を日本全域に届けてくれています。
気圧の谷を見ます
ここで、北海道の北西側にある低気圧に注目してください。気圧の谷が確認できます。
このように風が集まってくるため、気圧の谷が通過前は南西(南より)の風が、通過後は北西(北より)の風が吹くでしょう。
気圧の谷では寒冷前線のように雨が降ったり、雷が発生したりすることも多いのですが、天気予報を見てみると今回のものは雨も雷もないようです。
一部の地域では雨の予報もありますが、寒冷前線の場合はもっと派手に雨や雷の予報が出されるのであまり警戒しなくてもよさそう。
一応気圧の谷の辺りで雲が発生してはいますが、積乱雲にまで発達せず、積雲程度に留まっているということでしょうか。地上と上空の気温差があまりないのかな?
気圧の谷が寒冷前線へ
と、書いている間に15時の実況天気図が更新されました。
気圧の谷が寒冷前線として描かれています。気象庁に寒冷前線認定されたということで、一応気を付けたいです。
とは言っても北海道、東北あたりを夜中に通過しそうなので、眠っている間に終わってますね…。
低気圧も発生
ちなみに触れてはいませんでしたが、12時の天気図で、南の方にある停滞前線のところに、15時の天気図では、低気圧が発生し、温暖前線と寒冷前線が描かれています。
12時時点の天気図でも、等圧線がだいぶうねっています。この時、こんな感じで風が吹いていたのかもしれないです。反時計回りに風が吹き込む形ができあがっていたのだと思います。
最初の画像では、太平洋の高気圧からの風はオレンジ色で、暖気として描きました。ですが、この画像では、さらに南側の暖かい空気が暖気で、太平洋の高気圧は北側になるので寒気として描いています。
明日10日9時の予想天気図を見てみると、この低気圧は二つ玉低気圧となり接近してきます。
現在の時点で広範囲にわたる雨雲が発生しており、明日も引き続き西日本を中心に雨をもたらす予報になっています。要注意。
*本記事に用いた天気図はすべて気象庁HPより引用