地上付近の風【気象予報士への道】

昨日の記事に一つ補足をします。 風が吹くことに影響を与える要素を2つ紹介しました。風の原動力になる気圧傾度力、風の方向を曲げるコリオリ力です。 この2つを理解していれば、 風は等圧線に沿うように吹く 風は高気圧から時計回りで吹き出し、低気圧に反…

風が吹く仕組みの全体像【気象予報士への道】

力学の勉強に突入したということで、ついに風の知識をアップデートできます。苦手な熱力学を先に学習していたため若干のフラストレーションが溜まっていたこともあり、力学に入ってからはモチベーションが段違いに上昇しています。 風は等圧線に沿うように吹…

風を学ぶ【はじめの一歩】

春先の札幌はとにかく風が強いです。天気予報で気温だけを見て、春の格好をして出かけると確実に後悔します。 天気に興味がないころはとにかく天気に対して受け身で、なんでこんなに強い風が吹くんだろう、寒くて嫌だな、くらいにしか思っていませんでした。…

【三重・津】高気圧で楽しむ風向の変化【3月18日】

昨日3月18日は春の彼岸入り。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、まさにその通りの暖かな天気が多くなってきました。 本日3月19日には札幌の積雪が0㎝になったことが発表されました。この早さは29年ぶりとのことで春の訪れを感じさせられますが…

【三重・津】地形から風を考える【北風】

引き続き、強い風(7m/s~)が吹きやすい風向を考えていきます。 今回は、時計回り順に西~東です。 西→(予想)◎ (実際)○ 西北西→(予想)◎ (実際)◎ 北西→(予想)○ (実際)◎ 北北西→(予想)× (実際)△ 北→(予想)○ (実際)△ 北北東→(予想)○ (実際)△ 北東→(予想)○ (実際)…

【三重・津】地形から風を考える【南風】

南西側は吹きそうだけど、南東側は吹かなさそう 昨日は三重県の地形を学びました。 それでは、その地形から、どの向きの風が吹いてくるのか考えてみます。まずは南寄りの風(東南東~西南西の間の風)から。 黒の十字線が交差しているところが三重県津市です。…

地形から風を考える【三重・津】

天気予報で一番気になるのは、いま自分たちがいるところではどのような天気になり、風がどのくらい吹くのか、ということです(それらはまず広範囲の天気を予想してから、狭い範囲に落とし込んで考えていくので、どちらも大事ではある)。 三重県津市を例に、ど…

天気予報してみた【考察】

さて、2月26日の天気予報をしましたが、1つ気になる点があったので考察していきます。これが正しいかどうかは今はわかりませんが、専門的な知識を身につけた後に振り返ることができるように、できるだけ事細かに書いておこうと思います。 予想との違い まず…

天気予報してみた【答え合わせ】

わたしの本日の天気の予想は、 風向:北西 風速:約5m/s 天気:北日本では雪、日本海側では雨、太平洋側では雨ではない でした。 答え合わせの前に それでは、気象庁の観測データ*1を用いて答え合わせしていきます。この観測データというのは、全国に設置さ…

【知識もないくせに】天気予報してみた【中学理科】

北風は暖かくて、南風は暖かい。街中はビル風が起こるから強い風が吹きやすい。 などなど、経験則から得た風の知識はたくさんあります。 でも、なぜ今日は南風が吹くのか、なんてことまではちょっと…。という方は多いでしょう。そんな方々に、誰でも簡単に風…