【季節を感じる】第4 春分【二十四節気】
本日3月21日は春分の日です。太陽が真東から昇り、真西に沈んでいくため、昼と夜の長さがほぼ同じになると言われています(実際には昼の方が少し長い)。
例年、この頃に桜の開花宣言が出始めますが、今年は4か所で開花が確認されています。
長崎:3月20日
福岡:3月21日
東京:3月21日
横浜:3月21日
例年に比べると4,5日程度早い開花宣言です。
ちなみに、上の4か所はソメイヨシノが観測対象で、沖縄などの亜熱帯気候の地域ではヒカンザクラが観測対象とされています。こちらは旧暦の元日(現在の2月4日頃)に咲くことから元日桜とも呼ばれている桜の一種です。
このヒカンザクラの開花宣言も含めると、今春の日本最速の開花宣言は1月7日の宮古島でした。
北海道では5月以降に開花する地域もありますから、季節の時差を感じさせられます。日本は国土面積の狭いにも関わらず、気候の多様性、四季の移り変わりが顕著に見られるという、天気を学ぶ者にとってはこの上なく恵まれた環境であるように思います。
現在、三重県津市の風について考察をしているのですが、実は三重県に足を踏み入れたことすらありません。
住んでいる場所とは気候が全く異なる、縁もゆかりもない地域だからこそ、地形や自然環境を勉強して、そこから影響されてどう風が吹いてくるのか、ということを考えるのはとても楽しいです。
春分の始まりということで、いよいよ春本番。今一度、気を引き締めなおして勉強に取り組んでいきます。