天気予報してみた【考察】

天気予報してみた

さて、2月26日の天気予報をしましたが、1つ気になる点があったので考察していきます。これが正しいかどうかは今はわかりませんが、専門的な知識を身につけた後に振り返ることができるように、できるだけ事細かに書いておこうと思います。

予想との違い

まず、2月25日に見た、2月26日9時の予想天気図を改めて確認。

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これを見て、私は北西、概ね北寄りの風が吹くだろうと予想しました。が、関東では東寄り(北北東~南南東)の風が吹き、少量ではありますがも降りました。

単に北西の風が吹いていたのであれば、フェーン現象により雨雲は日本海側で発生して、関東にやってくる頃には乾いた暖かい空気になっているはずです。

ということで、この雨は東寄りの風が吹いたことによるものだと考えてよいでしょう。

なぜ違いが生まれた?

それでは、具体的にどこで雨が降っていたのか見ていきます。

2月26日12時時点での状況です。

降雨状況2019年2月26日12時の実況天気図

【左の画像の見方】青い部分で若干の雨、赤になるほど強い雨が降っています。白い実線は等圧線、白いおたまじゃくしのようなものが風の流れを表しています。

赤い部分が目立つラインがちょうど寒冷前線です。右の天気図と照らし合わせながら見てみるとわかりやすいと思います。

左の画像では等圧線が2hPaごとにひかれているので、天気図では4hPaごとにひかれていることを考えると単純計算で2倍見やすくなっています。ということで左の画像を見てみると、寒冷前線とは別に、関東地方に刺さるような形の気圧の谷が見えます。

この気圧の谷に沿って降雨帯が確認できますので、昨日の関東地方の雨はこの気圧の谷によるものといえるでしょう。

また、東寄りの風が吹いたことに関しても、気圧の谷があることによる等圧線のうねりが見られると思いますが、その等圧線に沿って風が大きく蛇行したのではないかな、と思います。

実は見えていた

この天気、なんと予想天気図でもなんとなく読み取れます。

予報天気図の違和感

一昨日、予想する段階で予想天気図を見た時に少し違和感を覚えました。

上の画像に示してあるように、気圧の谷気圧の尾根が見えます。

(尾根に関してはきちんと考察したことがないのですが、「変に高気圧側が膨らんでいるなあ」と思ったので、とりあえず尾根と表現しておきます。)

実際、この気圧の谷が近い北海道、関東地方で雪、雨が確認されているということで、情報量の少ない予想天気図でも、それなりに天気の予想ができることがわかりました。

また、このような等圧線の蛇行をそんなに重要視したことはなかったのですが、実際には風の流れにかなり影響を与えていました。もう少し等圧線の形に敏感にならなければいけません…。

この考察内容に関しては、別の日にも検証してみて、もう少し詰めていこうと思います。