関東地方で気温が下がるパターン【今日の天気】
今日は全国的に冷え込む日でした。北海道では積雪に残るほどの雪が降り、関東地方では昨日と比べて10℃以上気温が低くなった場所もあるようです。
なんとなく天気図を見てみると、この冷え込みについて新たな発見がありました。
関東南海にて低気圧の発生
関東地方の南側にある気圧の谷に注目して、赤色に着色しています。一日通して、同じ場所に気圧の谷が存在し続けていることがわかります。そして、15時の実況天気図ではその辺りに低気圧が描かれています。
その直前の12時の実況天気図を見ていきます。
大陸にある高気圧からの風の流れを水色の線で描きました。割と適当なのですこしおかしいところあるかも…。
とりあえず、気圧の谷の辺りで、風が反時計回りの動きをしていることがわかります。反時計回りに吹く風といえば、低気圧。ということで、3月3日同様、低気圧の発生が地上天気図からも予想できる日でした。気圧配置はかなり違うけれども。
関東南海は気圧の谷ができやすい?
3月の天気図を見ていると、太平洋上に低気圧があるとき、寒冷前線の隣に、気圧の谷が存在し、関東南海上にかかっていることが多いように思いました。
私の中のイメージでは、気圧の谷のあるところに寒冷前線が描かれていることが多いはずなのですが、3月の天気図では気圧の谷とは少しずれたところに寒冷前線が描かれていました。3月というよりは冬の特徴なのかな。
ということで、今年の3月にあった同じパターンの天気図を集めてきました。上から順に3月5日、8日、12日の9時の実況天気図です。
・高気圧が大陸にいて、低気圧が太平洋上にいる
・寒冷前線の隣に低気圧がある
と、共通点が窺えると思います。
しかし、この3日分の気象データを見てみたのですが、前日と比べて関東地方の気温が低くなった、とは言い難いです。今日は昨日と比べて10℃以上下がっていますから、何かが違う。この違いを考えていきます。
ここでもう一度今日の天気図を見てみます。
寒冷前線が気圧の谷と重なっていて、途中で気圧の谷から外れています。上3つとは少し違う形です。
実は、この気圧配置に既視感を覚えていました。以前、2月26日の天気予報をしましたが、その日の天気図とかなり似ているのです。
今日の天気図は2月26日に似ている
左が今日、右が2月26日の9時の実況天気図です。
- 高気圧が大陸にいて、低気圧が太平洋上にいる
- 寒冷前線が気圧の谷に重なっているが、途中から外れている
という共通点が確認できます。
2月26日はこの気圧の谷により、関東地方に東寄りの風が吹き込み、雨を降らせました。そして、前日と比べて5℃近く下がっている。
今日も同じく雨やあられが降り、前日と比べて10℃以上下がっている。
気圧配置も似ていて、作用も似ていますので、今日の天気図は2月26日のものと同じ分類にしてよさそうです。パターン発見です!
風を学ぶ【はじめの一歩】
春先の札幌はとにかく風が強いです。天気予報で気温だけを見て、春の格好をして出かけると確実に後悔します。
天気に興味がないころはとにかく天気に対して受け身で、なんでこんなに強い風が吹くんだろう、寒くて嫌だな、くらいにしか思っていませんでした。
今となっては、北風だからもう低気圧は通過したのか、などと強風を楽しんでしまう始末ですが、これもまた天気を学ぶことの利点だと思います。(低気圧は反時計回りに風が吹くので、北風が吹くのは低気圧の西側。つまり、低気圧の中心が通り過ぎた後。)
ということで、風についても一つずつ学んでいきます。
見出しがクイズになっているので、( )に入る言葉を考えてみてください。
風とは、空気が( ① )方向に移動すること。
A. 水平
空気が垂直方向に移動することを対流、水平方向に移動することを移流といいます。そして、移流のことを一般的に風と呼びます。
風は2つの要素で表すことができる。風速と( ② )。
A. 風向
風速と風向の2要素で表される、と聞くとピンときた方もいると思いますが、風はベクトル量ということになります。
ベクトルとは大きさと向きを持つ量のことです。矢印で描くことができるもの、と考えてよいです。風について話すときに「北風が強くて寒い」などと言うと思いますが、
北風が強くて寒い→大きさ
北風が強くて寒い→向き
と、見事に風の2要素が用いられています。
一般的に、風速を表す単位は( ③ )。
A. m/s(メートル毎秒、秒速ともいう)
おそらく数字だけ見ても具体的にどのくらいの強さかわからないと思うので、個人的な感想を。
5m/s以下→穏やかな日。風の存在を特に意識することはなさそう。
5~7m/s→髪が風に吹かれて直す。少しストレスを感じる。
7~17m/s→寒い。髪が風に煽られても直そうとすることをあきらめる。
17m/s以上→熱帯低気圧の最大風速がこれ以上の時、台風と呼ぶ。家から出たくない。
南に向かって吹く風の②は( ④ )。
A. 北
風がやってくる方向が風向です。北風は北から吹いてくるから寒いし、南風は南から吹いてくるから暖かいです。ちょっとややこしい?
一般的には16方位、稀に36方位で表されます。
【季節を感じる】第4 春分【二十四節気】
本日3月21日は春分の日です。太陽が真東から昇り、真西に沈んでいくため、昼と夜の長さがほぼ同じになると言われています(実際には昼の方が少し長い)。
例年、この頃に桜の開花宣言が出始めますが、今年は4か所で開花が確認されています。
長崎:3月20日
福岡:3月21日
東京:3月21日
横浜:3月21日
例年に比べると4,5日程度早い開花宣言です。
ちなみに、上の4か所はソメイヨシノが観測対象で、沖縄などの亜熱帯気候の地域ではヒカンザクラが観測対象とされています。こちらは旧暦の元日(現在の2月4日頃)に咲くことから元日桜とも呼ばれている桜の一種です。
このヒカンザクラの開花宣言も含めると、今春の日本最速の開花宣言は1月7日の宮古島でした。
北海道では5月以降に開花する地域もありますから、季節の時差を感じさせられます。日本は国土面積の狭いにも関わらず、気候の多様性、四季の移り変わりが顕著に見られるという、天気を学ぶ者にとってはこの上なく恵まれた環境であるように思います。
現在、三重県津市の風について考察をしているのですが、実は三重県に足を踏み入れたことすらありません。
住んでいる場所とは気候が全く異なる、縁もゆかりもない地域だからこそ、地形や自然環境を勉強して、そこから影響されてどう風が吹いてくるのか、ということを考えるのはとても楽しいです。
春分の始まりということで、いよいよ春本番。今一度、気を引き締めなおして勉強に取り組んでいきます。
【三重・津】高気圧で楽しむ風向の変化【3月18日】
昨日3月18日は春の彼岸入り。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、まさにその通りの暖かな天気が多くなってきました。
本日3月19日には札幌の積雪が0㎝になったことが発表されました。この早さは29年ぶりとのことで春の訪れを感じさせられますが、桜開花予想日は全国的に平年並みのようです。寒くなさそうだったら花見してみたいなあ…。
さて、それでは昨日の三重県津市の風の動向を見ていきます。できれば当日のデータを検証していきたいのですが、詳細なデータが出揃うのは翌日14時頃なのです…。
3月18日の津:微風
まずは気象データを確認。風向の変化がわかりやすいように色を付けています。気圧に色を付けているのは、その日の気圧の最高値です。
最大風速の最大値が4.6m/sという風の弱い日だったようです。また、風向も変わりやすく、典型的な微風の日だな、という印象を抱きました。微風の日の風の考察は影響される要素が多くなりがちでわかりにくいので苦手です。
続いて天気図を見ていきます。
1時~7時:西の風
6時時点の実況天気図です。高気圧がいますね。この日の風はこの高気圧に依存していると考えてよさそうです。高気圧からは時計回りに風が吹き下ろしてくるので、西側の700m級の山の方から風が入ってきているようです。
8時~9時:東南東の風
9時の実況天気図です。
この位置取りで東南東の風というのがいまいち解せなくて、風向がフレている最中の一時的な風だったのかと思いました。ですが、1時間半程度風向が変わることなく、東南東から安定して風が吹いてきているので、風の勢力は安定していたようです。
ということで、等圧線に沿って水色の風が吹いていて、そこから青色の風が伊勢湾の方に流入してきて東南東になっていたのではないかと思います。
10時~14時:東北東の風
12時の実況天気図です。上の気象データを見るとわかりますが、10時に気圧が最も高くなっているので、高気圧の中心は10時頃に津を通過しています。なので、こちらは中心が通過した後の気圧配置になります。
さて、東北東の風と書いていますが、以前の地形分析で述べたように、津の北東側には1000~2000m級の山が目白押しに立ち並んでいます。というか、日本アルプスの一部なのかな?よくわからないですが高いのがたくさん。
ここまで高いと、強風の風が吹くことはないのですが、微風であれば吹くようです。どこ通ってきているのかって話ですが、山しかないですよね…。
おそらく、高気圧は風が吹き下ろしてくるので、山とか関係なしに風が通れるのではないかなと思います。これが低気圧だったとしたら、地上を通ってきた風が低気圧の中心付近に集まってきて上昇していくので、風は山に遮られて通れないです。
これが強風は吹きにくいけど微風なら吹く理由かな?この仮説が正しければ、気圧配置とか等圧線の間隔によっては順風も普通に北東から吹いてきそうです。
この風が吹くのは高い山々の上に高気圧からの風が吹き下ろしてくるときだけ。つまり、この風向が続く14時30分頃までは高気圧の中心付近が山の上にいたと考えられます。
15時~18時:南南東の風
そして、15時の実況天気図。海に出たとたん高気圧の移動距離が格段に伸びたような…?正角図法による錯覚?
高気圧から時計回りに吹き出してきた風が等圧線に沿うように吹くので、伊勢湾から風が入ってきました。等圧線の形が変わればあっという間に風が入ってこなくなりそう。
勉強計画②【気象予報士への道】
試験対策に向けて、本を購入しました。私の相棒とします。
読んでスッキリ! 解いてスッキリ! 気象予報士実技試験合格テキスト&問題集
- 作者: 気象予報士試験対策研究会
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ナツメ社から出版されている、気象予報士試験に特化したテキスト&問題集です。
勉強法にしても、教材にしても、なぜそれを選んだのか?ということを十分に理解した上で、頭の片隅に常に置いておくことが、勉強において最も重要だと思っています。なので、それを書き出してみます。
近所でトップレベルの品揃えであろう本屋さんで実物を見比べてこちらの3冊を選びました。選ぶときの決め手は3つ。
①「試験対策」感に溢れている
②複数買うなら同じ著者(出版社)のもの
③ストレスなく読める
ものすごく主観に溢れた基準ではありますが、今からこれらを客観的条件に変換していきます。
①「試験対策」感に溢れている
と言いつつ、初っ端から主観的条件になります。
1つ目は、私はいま試験対策をしている、という試験対策モードに頭を切り替えることで、自分の本気度を高められるような本であること。
どれだけ天気が好きとはいえ、勉強を進めていく中で、どうしても相性の悪い分野が出てきてしまいます。そうなるとモチベーションが下がって手が進まない…となりがちなので、試験対策モードを導入!
一般的な試験では点数がつけられ、合否判定されます。
つまり、途中経過は関係なく点数を取ったもん勝ちのゲーム。私たちがすべきは、出題範囲、出題形式や禁止事項などのレギュレーションの中で、自分に最適な戦略を取り、高得点を目指すこと。
という風に考えると、ゲーム攻略と同じ思考回路に導けるので、集中力もやる気も高まる。そのため、パッと読んでみて、自分が試験対策モードに入れそうだなと思えるものにしました。
②複数買うなら同じ著者(出版社)のもの
ここからは客観的条件。
同じ著者の本を使用することの利点は、
・文章の書き方が統一されていること
・前提知識に矛盾が生じてこないこと
だと思います。
文章というのは、書き手が100人いれば100通りあって、それぞれに読みやすい・読みにくいといった相性が存在します。相性抜群でなくても、ある人が書いた文章をたくさん読むことで、その文章に慣れてきて読みやすくなります。
また、著者によって、知識の説明の仕方や説明の深さが異なってくるため、著者を変えてしまうと前提知識のズレが生じてきます。その著者の本を読めばすぐに埋め合わせできるズレではありますが、単純に手間となるので、それなら初めから著者を統一しておこうという意図です。
③ストレスなく読める
試験対策ということで、けして短くはない付き合いになる本です。相性が最高でなくともそこそこのものであってほしいところ。
私の場合、やたら小難しい式が書いてあるものは無理です。読む気がなくなります。後はカラフルすぎるものも気が散るのでNG。図も含めて、モノクロ+1色の太字下線アリだとか、モノクロ+2色くらいが好みです。
あとは、厚い本が好きです。最近は薄めの本を何周もすることを勧められがちですが、厚い本だと「これだけ厚ければ知りたいことは全部載っているだろう」という謎の安心感が得られるところが良いです。試験本番に向けたこういうメンタル作りは大事。薄めの本の周回にしても、「この本に書いてあることは完璧」という安心感を得られるので、こちらも本番のメンタル作りになります。自分の性格に合った方でよいです。
こんなところでしょうか。これだけ書けばこの本たちへの愛着が湧いてきました。
熱力学の内容は一通りさらったので、これから力学に入ろうと思います。頑張ります。
逆転層は天気が良いということではない?【気象予報士への道】
対流圏の空気は、通常、上にいくほど気温が低くなります。そして、その、上と下との間の気温差が小さいほど大気は安定している。大気の安定・不安定の話ですね。
それでは、上の空気の方が暖かく、下の空気の方が冷たい場合は?
下にある空気が上昇すると、断熱変化により気温がさらに低くなるため、周りの空気より冷たい。冷たい空気は重いので、下降していきます。
上昇した時に周りの空気より冷たいという関係性が絶対的に保証されるため、この場合は絶対安定になります。
ということで、対流圏なのに上の空気の方が暖かいような状況、逆転層のお話です。
逆転層は、発生原因によって3つに分類されます。
①接地逆転層
地面に接している辺りが逆転層になるタイプ。発生原因は夜の間の放射冷却です。よく晴れた穏やかな夜の翌朝は冷え込むってやつですね。
太陽の光を浴びたら暖かさを感じる。その温もりは太陽が放出しているエネルギーなのですが、実は地球もひっそりとエネルギーを放出しています。昼は太陽からもらうエネルギーの方が大きいので、私たちは暖かさを感じるばかりですが、夜は太陽が沈んでいます。そのため、地球が一方的にエネルギーを放出していることになり、日の出前の早朝が一番冷え込みます。
そして、地面が冷たくなっているため、地上付近の空気も冷やされ、上の空気より地上付近の空気の方が冷たくなります。このように、相対的に上の空気が暖かくなることにより発生するのが接地逆転層です。
ただ、夜でも雲があれば、地球が放出したエネルギーを雲が受け止めて地上に返してくれるので、冷え込みが弱く、逆転層はできないです。
また、風が吹いていると空気がかき混ぜられるので、地上と上空の空気の気温が同じになります。この場合も逆転層はできません。
この逆転層は、日の出とともに地上の空気が暖められ、次第に解消されていくものです。
②沈降性逆転層
発生原因は高気圧の下降気流。空気は上下方向に動く時、断熱変化をします。そのため、下降気流では断熱圧縮、断熱昇温が起こっており、地上より少し上の空気の気温が高くなることで逆転層が形成されます。このように、上にある空気が暖められることにより発生するのが沈降性逆転層です。
③移流性逆転層(前線性逆転層)
移流とは、水平方向の空気の移動です。垂直方向に空気が移動することは対流といいます。
移流してきた冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合う。性質の異なる空気は混ざり合わないので、軽い暖かい空気が重い冷たい空気の上を上昇していきます。この時の、冷たい空気と暖かい空気の境目が逆転層です。このように、移流により発生するのが移流性逆転層です。
お気づきかとは思いますが、上の説明は前線のでき方と同じもので、前線面=移流性逆転層になっています。そうすると前線のあるところに逆転層が発生するということになりますが、逆転層の大気は絶対安定なのでは…?という疑問があります。
確かに前線は、暖かい空気が冷たい空気の上を上昇していくため、上昇気流により雲が発生して天気が悪くなります。しかし、逆転層の大気は安定しているわけで。
この逆転層の存在が、実際の天気にどう反映されてくるのか気になるところです。
雲が生まれる前の話【気象予報士への道】
インプットした情報をすぐにアウトプットする勉強法をお試し中です。今まではアウトプットというと、問題演習をすることばかりと思っていました。今ここに書いているように、用語そのものについてじっくりと解釈をしていくようなアウトプットはしたことがなかったので、少し新鮮な感覚です。
今日は、雲が生まれる前の段階、空気塊の上昇について。
大気の安定・不安定の記事にて、空気が何らかの作用で上昇した時、その空気がさらに上昇するような状態を不安定、下降してくるような状態を安定という話をしました。
その、空気を上昇させる何らかの作用とは何なのか?という疑問を最後に述べていたのですが、答えが思ったよりすぐ得られましたので、早速まとめていきます。
①下層収束
下層というのは地上と考えてよいです。収束というのは、ある地点に風が吹き込んでくること。その集まってきた風はどこへ逃げていくのか。地上ですから、下には進めません。それでは上にいきましょう。ということで、地上で収束した風が上に逃げていくので、上昇気流が発生します。
下層収束が生じた場所の大気の状態が不安定であれば、上昇気流の発生をきっかけに、空気がどんどん上昇していき、雲の発生につながります。非常に不安定な場合は積乱雲にまで発達するかもしれません。
具体的にいうと、低気圧がこの代表格でしょうか。「反時計回りに風が吹き込んできて上昇気流が発生する」、という低気圧の性質と一致しています。雲が発生して天気が悪くなることにも当てはまりますね。
今年の3月3日の関東地方の南側で発生した低気圧もなんかも、これに当てはまると思います。等圧線のうねりにより、風が収束する場所ができて、低気圧の発生に至ったのではないでしょうか。
②地形
これは目に見えて分かりやすい。山があれば、風は山を避けて回り込むか、山の斜面に沿って上昇していきます。海から水蒸気をたくさん受け取ってきた空気が上昇するので、山の手前では雲が発生して雨が降る。そして、フェーン現象により山の向こう側には暖かく乾いた空気が吹き下ろす。
ところで、どのくらいの高さがあれば、地形による上昇気流が発生したというのでしょうか。丘と表現される程度の高低差であれば、上昇気流とは言わなさそう。山だと上昇気流が発生するという表現に違和感はないかな。雲が発生するか否か、とか?
③対流
対流というのは、空気が垂直方向に移動することです。水平方向に移動することは移流だったような気がします。
地面が太陽光で暖められると、地上付近の空気も暖かくなります。暖かい空気は軽いので、上昇気流が発生。ただ、これに関しては、海風(シーブリーズ)として風が循環することになりそうなので、この上昇気流のせいで積乱雲が発生して天気が悪くなるということはないのではないかと思います。
④前線
前線の定義は、暖気と寒気の境界面が地上に接している部分、というようなニュアンスだったと思います。そのうち、暖気の勢力が強いものを温暖前線、寒気の勢力が強いものを寒冷前線、両者の勢力が均衡しているものを停滞前線といいます。
暖気と寒気がぶつかっているということは、暖かい空気は軽いので、暖かい空気が冷たい空気の上を上昇していきます。前線ということからわかるように、この上昇気流によって発生する雲は雨や雷をもたらすものになります。